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2010年11月12日

なぜ日本の若者は働き安いシリコンバレーにでてこないのでしょうか?

みなさん、こんにちは!

イングリッシュビタミン代表で日米異文化コンサルタントの八巻ルリ子です。

今日のトピックは「なぜ日本の若者は働き安いシリコンバレーにでてこないのでしょうか?」
です。

これは私の素朴な疑問です。きっと一度現地に住んだことがある人ならば
誰に聞いても同じことを言うと思います。仕事がしやすく年間を通して過ごしやすい気候の
シリコンバレーに住んだ人は分かることです。日本企業の駐在員ですら(特に奥さんたちは)日本に帰りたくなくなる人が大半です。

私には仲の良い友達(弟分みたいな)が4〜5名シリコンバレーで暮らしています。そのうちの二人は日本人です。二人ともにソフトウエアエンジニアでオラクルとアップル社に勤務しています。一人は日本は大好き。でも仕事はシリコンバレーの方がしやすいからと言って数年前には永住権を取って仕事をしているうちはシリコンバレーに住む気と家も購入しました。

もちろんみんな仕事は大変で長時間労働は当たり前なこともある。でも自分のやるべきことを締め切りまでにこなしだれがみても満足の行くアウトプットをだせばいいのよ。自分のペースで働けるのはとても楽なこと。娘の事業参観があるから数時間オフィスを抜け出してもだれも文句も言わないし。日本ではありえないでしょ。役職関係なしにオープンな議論ができるし。またそうでないとより画期的な商品開発ができないことを理解しているし。

シリコンバレーに7年住み(2001〜2008年まで)今でも年に3回ほどはシリコンバレーに
行っている私は夫が定年退職をしたら(後10年くらいしたら)年間のうち半分はまたシリコンバレーに住む予定です。

ところで毎年たくさんの大学生たちが企業見学や知人や東大などのコネを使ってシリコンバレー訪問を実現しています。

シリコンバレーに住む経営コンサルタントや理系の人たちが非営利団体 Japanese Technology Professionals Associationがあって毎年シリコンバレーカンファレンス(シリコンバレーで働くことを目指す方が現地に集まり先輩日本人プロフェッショナルと交流する機会を得る場)も大分前からやっています。私がシリコンバレーでイングリッシュビタミンを起業したのが2003年でこの年にはもうこの団体は存在していたと思います。
http://www.jtpa.org/

私の仕事仲間のIさんのところで働いている東大のY君も2年ぐらい前に大学の仲間と一緒に
シリコンバレーツアーをしたそうです。東大の先輩の梅田望夫さん(日本で有名なIT企業経営コンサルタント)にも会えたって喜んでいた。梅田さんのプロフィールはこちらをどうぞ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E7%94%B0%E6%9C%9B%E5%A4%AB

Y君はシリコンバレーのどこまでも続く広くて青い空には感動した!と言っていました。住みたいかというとこれはまた全く違う次元の話しだそうです。ちなみに彼は英語が(受験英語)が得意で塾で英語も教えています。ですので普通の人よりは英語に抵抗がない人です。頭の良い人なので行く気になれば経営コンサルタントでも何にでもなって行けると思うけど。

きっと池袋にお住まいの彼はニコニコ動画をやったり美味しいラーメンを食べたり塾講したり楽しい毎日が送れる日本の方が楽しいのよね。東大生だと言えばみんな「ずごーい!」と言ってくれるしね。

もちろんシリコンバレーで就職となると経験豊富で優秀な理系の人の方が大歓迎。英語がイマイチで異文化対応能力が低くても何かの技術に長けている人は就職には有利。もちろん最低限の英語力は必要だよね。だって社内は英語だし。

文系の人の仕事はマーケてイングとか人事とかになるから英語ができるくらいではだめ。アメリカ人や他国のエリートと英語でそしてアメリカの精神、価値観、文化習慣、思考回路を理解し、多文化のなかで仕事をこなさないといけない。アメリカのビジネススキルで大切な社交能力も大切になるよね、

日本の職場は厳しい。仕事ができればできるほど仕事量を増やされ帰宅も遅れる。役職関係なく。

その大きな理由は多くの40代後半〜50代の日本人サラリーマンたちが足を引っ張っているからです。

この世代の人たちって仕事は仕事ができる人がやればいいと思っている世代。会社側も仕事が出来ない人を減給にはするかもしれないけれど首にはしないでしょ。

日本は有給一つ取るにしても回りを気にしないといけないし。 オランダやアメリカで働いてきた私には考えられません! 日本人は干渉するのよね。回りと同じにしないといけないという
おきてがあるよね。

シリコンバレーの企業では年齢、性別、国籍、役職を超えて一人ひとりの人間関係を大切に生きています。日本は会社が同じときはつきあうけれどその後はつきあわない人が多いよね。

こんな理不尽なサイクルの日本の大企業よりもシリコンバレーの大企業に挑戦したほうが長い目でみて幸せのような気がします。

別にシリコンバレーでなくともいいと思いますがオランダにも暮らしたことのある私が思うには晴れの日が多いところの方が暮らしやすいですよ。気分もいいしね。

「なぜ日本の若者は働き安いシリコンバレーにでてこないのでしょうか?」この質問にどう答えるか。

まだまだ日本は住みやすい国なのでしょうね。政治家もアマチュア、学校の教師もアマチュア、企業の社員もアマチュア、経営者もアマチュア。アマチュアの国はある意味曖昧だから暮らしやすいのでしょう。でもね、深く深く考える教育を受けていないからリーダーシップも創造力もでないのよね。みんなまったり生きている。20年もまったりしているからもう国が破綻するまであともう一歩まできてしまっている。

外国で働く日本人が増えるのは100年前に極貧の農家の次男、三男坊たちがブラジル、アメリカへ移民せざる終えなかったような日がくるまでこないのかも。みなさんはどう思う?

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すわっているのが私。日本から大学院生をシリコンバレーに連れて行った時の写真です。

インターネット時代で世界は今までになく小さくなっているのに日本は江戸時代に戻っている感じ。これが今日の私の意見でした。
posted by Ruriko at 00:27| グローバル時代に生きる
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